人事部の女神さまの憂いは続く

「タヒチって何できるんでしたっけ?」

その言葉に反応したのは大輔だ。

「水上コテージ、ダイビング、フレンチ・・・はおいしそうかな」

さっきからやけに静かだなって思ったらスマホでせっせと調べていたようだ。

「確かにハネムーンとかいっぱい書いてある。てか、ふじっきーのエッチ。どうせ1日中やりたおすことしか考えてないんでしょー」

茶化すように大輔が言うと

「悪いかよ。新婚旅行ってそんなもんだろ?むしろ、お前らもそうだろ」

不貞腐れたように言い返してきてる。

「え、それはないでしょ。せっかくなんだから、ユリとお買い物とか、マッサージとかもいくにきまってるじゃない」

むしろ、楽しみはそれなのに、と思っていると

「ですよね!コテージも素敵だけど、1日のんびりとか、もったいないですよ。せっかくだから、香織さんとも色々出かけたいです」

甘えるようにふじっきーを見上げている。
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