恋文参考書のレビュー一覧

平均評価星数 ★★★★★ 5.0
★★★★★
2017/03/20 23:19
投稿者: 花菱ありす さん
ネタバレ
恋文参考書

ちょっと乱暴で不器用だけど、本当は純粋で優しい人。
ふたりきりの時間はラブレターの書き方を教えるためだけの時間。ただそれだけだったはずなのに。
手紙でしか伝えられない気持ちがここにある。



ラブレターの書き方の先生と生徒として関わり始めたふたり。
優しくて真っ直ぐな彩ちゃんに私は恋しました。
そして少し不器用だけど純粋な心を持っている章。
ああ、ふたりともなんて綺麗なんだろう。
このお話の中で、紙に書かれた気持ちのやり取りが行われます。その中でも1番心に響いたのは短いけど率直な相手を想う言葉「好き」が書かれた破られたノートの1ページ。
こんなに真っ直ぐな「好き」は滅多にお目にかかれません。気持ちを伝えるっていいことだね。

手紙を通じて手を取り合ったふたりの恋のお話、ぜひご一読ください。

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★★★★★
2017/02/11 00:19
投稿者: Aki* さん
ネタバレ
はじめてだから、一緒につくろう。

「ラブレターの書き方、教えて欲しい」……そのひと言から始まった、恋文参考書。全ては想いを伝えようとする彼のためだと思っていた。だけど……。


丁寧に綴られた文章、胸がキュッと切なくなるシーンも多かったですが、終始優しい雰囲気に包まれていて、ゆったりと物語を楽しむことが出来ました。

真っ直ぐに突き進む彩と、ぶっきらぼうで不器用な章。正反対なふたりの距離が縮んでいく様子はとても自然で、ふたりのやり取りの中にはハッとさせられる部分が沢山ありました。

人は見た目で判断されることが多いけど、そうじゃなくて。思ったことが素直に伝えられる手紙って、本当に素敵。
ラブレターと恋文の違いとか、章タイトルとか、好きだなぁと思うことだらけでした。

切なくて、優しくて、幸せな物語がしっかりと心に届きました。

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★★★★★
2017/02/01 23:06
投稿者: 洋梨 さん
ネタバレ
ふたりでつくる、恋文参考書。

言葉じゃ足りないくらい、好きだった

ひょんなことからツンデレヤンキー金井章の「恋文」作成を手伝うことになった日生。最初は渋々だったものの、2人きりの図書室で「恋文参考書」を作るうちに、日生の気持ちは段々と恋へと生まれ変わってゆく。でも、章は好きな人のために恋文を書いている。

*

まずもって、文章がとても美しいんです。章が恋をしていること、そんな章に段々と想いを寄せ始める日生のこと、こんなに綺麗で滑らかに表現できる作家さまはそういません。切なくて、胸がぎゅっと締め付けられるんです。

ふたりでつくる、恋文参考書。2人を繋いだのも、最後に想いを伝えるための手段として用いたのも、ふたりでつくった恋文参考書だった。あったかくて素敵な、手紙を通した遠回りの恋。ぜひ、御一読を。

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