愛をください

な「いや、やめて!触らないでぇ…」

男「叫んでも助けはこないぜ」
そしてもう一台の車から

男たちが入ってきた

男「おッやってんな。けっこう可愛いじゃん」

男たちは無理やり

あたしを抱いた

痛さと悔しさで

途中から何も考えられなくなった

何度も抱かれたあと

あたしは車から降ろされた

車の窓が開き

男「よかったぜ。悪く思うなよ」

そう笑ながら去っていった

あたしはただ泣くしかできなかった

もぅ帰れないよ

あたし汚いゃ

すると車がきた

車から誰かが走ってきた

雄一と姉だった

あたしの姿を見て

驚きと悲しい顔をした

姉「なち…ごめん。あたしのせいだ」

姉は泣き崩れた

雄「ごめんな、なち。間に合わなかった。助けてやれなかった」

なちは自分の体を見て

叫んだ

な「いやぁぁぁぁ…みないで、みないでょ…」

なちは泣きながら叫んだ

雄「なちは汚くなんかない。汚いのはあいつらだ」

そういって雄一は

あたしに上着をかけてくれた

雄「とりあえず車乗ろう」

あたしは体を起こそうとしたが
体中が痛くて動けなかった

な「いったぁ…」

雄「大丈夫かッ!?」

雄一はあたしを抱き上げ車に

乗せてくれた

姉「なち…」

車では一言も話すことなく

家についた

雄「なち…落ち着いたか??」

な「うん…」

雄「これから大事な話するからよく聞けよ」

姉は横であたしの手を握っててくれた
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