不安の滓
 翌日、職場から宅急便の会社に電話をかけてみた。
 ライターの出品者からもらった配達証明書の画像には、宅配会社の電話番号と担当者名が記載されている。

 配達証明書があるのに、荷物が届いていない旨を伝えて、配達が本当に完了しているのかを調べてもらうことにした。

『すぐにお調べして、折り返しお電話させていただきます』

 丁寧な口調で、宅配会社の窓口担当の女性は電話を切った。
 それから一時間ほど後、俺の携帯に見知らぬ番号から電話がかかってきた。

 その電話は、ライターを届けた宅配会社のドライバーからだった。
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