恋はたい焼き戦争
「な、どうして?!」
「そんなの決まってるだろ。
無駄だからだ」
私の一番の楽しみを奪うつもり…?
みんなと演劇をすることすら許されないの?
「別に学校に行くなとは言ってない。
あいつらと話すなとも言ってない。
でもパーティーは2週間後なんだ、決めることだってたくさんある。それをあんな部活なんかで潰されるのは御免だよ」
勇輝君は続けて、
僕は間違ったこと言ってる?
なんて聞くから、私はゆっくりと頭を横に振った。
「退部届けとかその辺は鈴に任せるよ。
ただ放課後の時間を作ってくれれば文句ないから」
「わかった…」
自分の部屋に戻ってベッドに入っても思い出すのはみんなの楽しそうに役を演じる顔。
なんて輝いてたんだろう…
読み合わせの時、あまりにも感動して泣いちゃったこともあったな…
あの時は部長の考えた話がすごく良くて…
私が泣いたことに部長は驚いて、でも照れくさそうに嬉しそうに笑ってたなぁ…
これからも、そんな日々を私が日本にいる間は過ごせるんだと思ってた。
…だけど、それも叶わなくなってしまう。
なんて残酷なんだ。