元カノがめんどくさい
そして土曜日。


昼頃に始まる映画に合わせて、実家暮らしの今カノを迎えに行こうと車に乗ると…

狙ったかのように鳴り出す電話。


めんどくさい予感が脳裏をかすめる。



「もしもし蓮斗っ!?
ごめん!今ラブラブ中!?」


ラブラブ中って…

それは予感的中なその人、元カノなりの「彼女と一緒?」って意味で。


「いや、まだだけど…
どしたの?
またなんかトラブル?」


「そーなの!大っ変なのっ!!
実はさっ、今から仕事なんだけど車のエンジンがかからなくてさっ!
タクシーに電話したら祝日だからか捕まんなくてっ!
ねぇ蓮斗っ、送れたりするっ?」


相変わらずこの人は…
いつもドタバタ、なんらかのトラブルを起こしてる。


「わかった。今から行くよ」

そして僕は、キミの要求には逆らえない。


承諾して元カノとの電話を切ると、
今度はすぐに今カノへと電話を掛けた。



「ごめん!
映画、延期してもらっていいっ?
急に上司に呼び出されちゃってさっ…」


「…

うん、いいよ」


「っありがと!
後でまた連絡する」


< 6 / 114 >

この作品をシェア

pagetop