ほしの、おうじさま
一日の最後、「もう今日はカップは使わない」となった段階で所定の場所に置いておけば、日替わりで決まっている当番さんがまとめて洗ってくれるのである。
と言ってももちろん自分にも定期的に回って来る任務なのだけれど。
役職者ではない社員と派遣さん、男女関係なく全員に平等に割り振られる。
たいていは一課につき一人だけれど、社員数によっては二人以上の所もあり、我がマーケティング課もそのうちの一つ。
更にウチの場合変則的で、マーケティング課の正社員チームで一人、オペレーターチームで二人、という構成になっている。

何故ならオペレーターさんだけでかなりの人数となり、その分のカップを一人で洗い上げるのは大変難儀であるからだ。
なので彼女達は単独で一つのグループとし、なおかつ二人体制にして、協力して茶器洗いができるようにしたという訳だ。
そんなこんなでマーケティング課の場合は課長と係長を除く5人のメンバーがローテーションで当番をこなす事になる。
つまり週に一回という頻度。
毎日毎日アパートに帰ってから疲れた体にムチ打って水筒を洗う(時には漂白の手間も追加される)事に比べたら、大した負担ではないのである。
社内でこなす作業なら「これも仕事の一部だ」とスッパリと割り切る事ができるし。
茶器洗いを当番制にしているのは、言わずもがなでその雑務の効率化を図る為だ。
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