ほしの、おうじさま
伊藤さんの解説に返答しながらひとまずトレイは棚の横に置いてあるワゴンの上に乗せた。
両手が空いていないと収納作業に手間取るし、最悪カップを落としてしまうかもしれないから。
食器棚は一つの課ごとに一つではなく、大容量の物が二つ横並びに設置されていて、同フロア内にある全部の部署が合同で使用している。
そして「右側の食器棚の何段目と何段目が○部○課のテリトリー」という風に定められ、ちゃんとその旨示しているシールが貼られているのである。
つまりさっきの伊藤さんのお話は「その陣地さえ守っていれば、誰のカップがどこに配置されていようが別にかまわない」という意味なのである。
例えば「ベテランさんのカップは取り出しやすい場所に……」等という気遣いは無用という事だ。
マーケティング課の正社員が使っているカップに関してはどれが誰の物かすでに覚えているけど、さすがに派遣さん達の方はちんぷんかんぷんである。
なので、位置関係は適当で良いという決まりに安堵しつつ、オペレーター室に割り当てられているエリアの奥側からさっさかカップを並べて行った。
急いで先ほどの位置へと戻ると、私が離れている間に福田さんは泡だらけになってしまっていた桶のお湯を交換していたらしく、当然伊藤さんも処理を中断していたので、水切りカゴの上には思っていた程カップは溜まっていなかった。
両手が空いていないと収納作業に手間取るし、最悪カップを落としてしまうかもしれないから。
食器棚は一つの課ごとに一つではなく、大容量の物が二つ横並びに設置されていて、同フロア内にある全部の部署が合同で使用している。
そして「右側の食器棚の何段目と何段目が○部○課のテリトリー」という風に定められ、ちゃんとその旨示しているシールが貼られているのである。
つまりさっきの伊藤さんのお話は「その陣地さえ守っていれば、誰のカップがどこに配置されていようが別にかまわない」という意味なのである。
例えば「ベテランさんのカップは取り出しやすい場所に……」等という気遣いは無用という事だ。
マーケティング課の正社員が使っているカップに関してはどれが誰の物かすでに覚えているけど、さすがに派遣さん達の方はちんぷんかんぷんである。
なので、位置関係は適当で良いという決まりに安堵しつつ、オペレーター室に割り当てられているエリアの奥側からさっさかカップを並べて行った。
急いで先ほどの位置へと戻ると、私が離れている間に福田さんは泡だらけになってしまっていた桶のお湯を交換していたらしく、当然伊藤さんも処理を中断していたので、水切りカゴの上には思っていた程カップは溜まっていなかった。