ほしの、おうじさま
「言われてみれば確かにー!そっか、星さんを見てると何故だかこうデジャヴというか、すごい郷愁感が込み上げて来ると思ってたんだけど、あの江戸時代に発明された、珠玉の芸術作品に酷似してるからだったのね~」
お二人はどんどんテンションが上昇し大いに盛り上がっていたけれど、私はちょっぴり微妙な気持ちでその会話を聞いていた。
茶運び人形、か…。
日本の伝統的キャラクターの愛称がまた一つ加わっちゃったな…。
どうしても私はそのカテゴリーから抜け出せない運命らしい。
「受け答えもとても素直で穏やかで初々しいですもんね。同じ新人でも、この前の子と大違い」
「……ちょっと、福田さん」
「あ」
しかしそこでお二人のやり取りは突如トーンダウンした。
伊藤さんに何やらやんわりと制されて、福田さんはハッとしたように言葉を切り、次いでとても気まずそうな表情になる。
「……どうかなさったんですか?」
「ううん。何でもないですよ」
「そ、そうそう。派遣の私達が社員さんに対して、あれこれ言うべきじゃないですし」
「え?」
「あ~っと。また余計なこと言っちゃった!」
更に福田さんは『しまった』という表情になり、焦りながら言葉を吐き出した。
「んも~、何で私ってこう一言多いかな~?」
その様子を伊藤さんは苦笑いを浮かべて見つめている。
お二人はどんどんテンションが上昇し大いに盛り上がっていたけれど、私はちょっぴり微妙な気持ちでその会話を聞いていた。
茶運び人形、か…。
日本の伝統的キャラクターの愛称がまた一つ加わっちゃったな…。
どうしても私はそのカテゴリーから抜け出せない運命らしい。
「受け答えもとても素直で穏やかで初々しいですもんね。同じ新人でも、この前の子と大違い」
「……ちょっと、福田さん」
「あ」
しかしそこでお二人のやり取りは突如トーンダウンした。
伊藤さんに何やらやんわりと制されて、福田さんはハッとしたように言葉を切り、次いでとても気まずそうな表情になる。
「……どうかなさったんですか?」
「ううん。何でもないですよ」
「そ、そうそう。派遣の私達が社員さんに対して、あれこれ言うべきじゃないですし」
「え?」
「あ~っと。また余計なこと言っちゃった!」
更に福田さんは『しまった』という表情になり、焦りながら言葉を吐き出した。
「んも~、何で私ってこう一言多いかな~?」
その様子を伊藤さんは苦笑いを浮かべて見つめている。