ほしの、おうじさま
「ねー?すんごく場がシラケそうだよねー」
加藤さんもすかさず後に続く。
野崎さんはまだしも、加藤さんにまでそんな言い方をされて大いに困惑したけれど、しかし、すぐに裏事情を察知する事ができた。
おそらく彼女は昨日の件と、更には阿久津君に関する話を以前より野崎さんから聞いていたのだろう。
そして私に対する敵対心、嫌悪感が生まれ、日に日に増大し、今に至ると。
「え?え?」
しかしその経緯を知らないのであろう富樫さんは大混乱である。
「ち、ちょっと、二人ともどうしちゃったの?」
「後で説明してあげるわよ」
「星さんて、とっても崇高で立派な考えをお持ちらしいわよ~」
「私達とは【格】が違うのよねー」
明らかに嫌味だと分かる口調で二人は交互に言葉を発した。
「うかつな事言ったらピシャリとお叱りを受けちゃうからね」
「そのいきさつを聞いたら富樫さんも、恐れ多くて星さんには近付けなくなっちゃうかもよ?」
「……そう」
しばしの間を置いてから、富樫さんは静かに口を開いた。
「だったら聞かなくていいや」
先ほどまでの焦ったような感じではなく、とても力強くて凛とした声音である。
「だって私はこれからも星さんと仲良くして行きたいもん」
思わず俯いてしまっていた私は反射的に顔を上げ、富樫さんを凝視した。
加藤さんもすかさず後に続く。
野崎さんはまだしも、加藤さんにまでそんな言い方をされて大いに困惑したけれど、しかし、すぐに裏事情を察知する事ができた。
おそらく彼女は昨日の件と、更には阿久津君に関する話を以前より野崎さんから聞いていたのだろう。
そして私に対する敵対心、嫌悪感が生まれ、日に日に増大し、今に至ると。
「え?え?」
しかしその経緯を知らないのであろう富樫さんは大混乱である。
「ち、ちょっと、二人ともどうしちゃったの?」
「後で説明してあげるわよ」
「星さんて、とっても崇高で立派な考えをお持ちらしいわよ~」
「私達とは【格】が違うのよねー」
明らかに嫌味だと分かる口調で二人は交互に言葉を発した。
「うかつな事言ったらピシャリとお叱りを受けちゃうからね」
「そのいきさつを聞いたら富樫さんも、恐れ多くて星さんには近付けなくなっちゃうかもよ?」
「……そう」
しばしの間を置いてから、富樫さんは静かに口を開いた。
「だったら聞かなくていいや」
先ほどまでの焦ったような感じではなく、とても力強くて凛とした声音である。
「だって私はこれからも星さんと仲良くして行きたいもん」
思わず俯いてしまっていた私は反射的に顔を上げ、富樫さんを凝視した。