ほしの、おうじさま
私達の声かけに会釈で返し、高根沢さんは足早にオペレーター室から退室した。
その後私は渡辺さんの指示に従いやるべき業務に着手し、それ以外の処理も順々に片付け、途中給湯室にポットのお湯を補充しに行ったりしているうちに瞬く間に時間が経過して行って。
「星さん」
17時半を過ぎた所で渡辺さんが声をかけて来た。
「今やってるやつ、俺が引き継ぐからキリの良い所で中断してカップを洗って来ちゃってもらえるかな?それで間もなく定時だから、終わり次第すぐに上がれるようにあらかじめ帰りの準備しといて良いから」
「はい。分かりました」
お言葉に甘えて担当していた処理を渡辺さんにお任せし、デスク周りの整理整頓をしてからトレイを取りに給湯室へと向かった。
「あ」
室内には先客がいて、桶にポットのお湯を入れている最中だったその人物は思わず発した私の声に反応し、振り向く。
「なんだお前か」
私の正体を認識した瞬間、無愛想にそう呟いたのは阿久津大君であった。
「な、なにその言い草」
「今から茶器洗いか?」
「……うん」
「じゃあとっととカップを回収して来いよ。ウチのと一緒に洗っちまうから」
「え?手伝ってくれるの?」
思わず目を丸くしながら問いかけた私に阿久津君は面倒くさそうに答えた。
その後私は渡辺さんの指示に従いやるべき業務に着手し、それ以外の処理も順々に片付け、途中給湯室にポットのお湯を補充しに行ったりしているうちに瞬く間に時間が経過して行って。
「星さん」
17時半を過ぎた所で渡辺さんが声をかけて来た。
「今やってるやつ、俺が引き継ぐからキリの良い所で中断してカップを洗って来ちゃってもらえるかな?それで間もなく定時だから、終わり次第すぐに上がれるようにあらかじめ帰りの準備しといて良いから」
「はい。分かりました」
お言葉に甘えて担当していた処理を渡辺さんにお任せし、デスク周りの整理整頓をしてからトレイを取りに給湯室へと向かった。
「あ」
室内には先客がいて、桶にポットのお湯を入れている最中だったその人物は思わず発した私の声に反応し、振り向く。
「なんだお前か」
私の正体を認識した瞬間、無愛想にそう呟いたのは阿久津大君であった。
「な、なにその言い草」
「今から茶器洗いか?」
「……うん」
「じゃあとっととカップを回収して来いよ。ウチのと一緒に洗っちまうから」
「え?手伝ってくれるの?」
思わず目を丸くしながら問いかけた私に阿久津君は面倒くさそうに答えた。