ほしの、おうじさま
それを受け、野崎さんは笑顔で話を締めくくった。
「ありがとうございました。申し訳ないです。お時間取らせてしまって」
そんな彼女を眺めつつ、私はとても感心していた。
実は私も野崎さんと同じ考えを抱いたのだけれど、彼女のようにスパッと口に出す事はできなかった。
彼女が質問してくれたおかげでその疑問は瞬時に解消されたという訳だ。
何だかんだ言っても、こういう場面でとっさに臆する事なく行動できるサバサバさんの判断力、瞬発力、度胸は大変素晴らしいと思う。
苦手な人でも見習うべき所は見習わなくては。
「いえいえ。私がちょっと言葉足らずでしたね」
野崎さんにそう返してから課長は続けた。
「それでですね、自分のロッカーを発見しましたら、ネームプレートを所定の位置に差し込み、中に荷物を置いて鍵をかけ、またここに戻って来て下さい」
その解説を聞き終えた私達は男子、女子の更衣室へとそれぞれ入って行った。
「ここから順番になってるって事だよね」
何となく自然の流れで野崎さんが先頭に立ち、整然と並べられたロッカーの森の中を皆でゾロゾロと進んで行く。
「あ。ここ、ネームプレートの代わりに番号札になってる。11番の人っている?」
「はーい。私です」
野崎さんの呼び掛けに、彼女のすぐ後ろを歩いていた女子が手を挙げて答えた。
確か加藤さんという名前で、総務課に配属された人だ。
「ありがとうございました。申し訳ないです。お時間取らせてしまって」
そんな彼女を眺めつつ、私はとても感心していた。
実は私も野崎さんと同じ考えを抱いたのだけれど、彼女のようにスパッと口に出す事はできなかった。
彼女が質問してくれたおかげでその疑問は瞬時に解消されたという訳だ。
何だかんだ言っても、こういう場面でとっさに臆する事なく行動できるサバサバさんの判断力、瞬発力、度胸は大変素晴らしいと思う。
苦手な人でも見習うべき所は見習わなくては。
「いえいえ。私がちょっと言葉足らずでしたね」
野崎さんにそう返してから課長は続けた。
「それでですね、自分のロッカーを発見しましたら、ネームプレートを所定の位置に差し込み、中に荷物を置いて鍵をかけ、またここに戻って来て下さい」
その解説を聞き終えた私達は男子、女子の更衣室へとそれぞれ入って行った。
「ここから順番になってるって事だよね」
何となく自然の流れで野崎さんが先頭に立ち、整然と並べられたロッカーの森の中を皆でゾロゾロと進んで行く。
「あ。ここ、ネームプレートの代わりに番号札になってる。11番の人っている?」
「はーい。私です」
野崎さんの呼び掛けに、彼女のすぐ後ろを歩いていた女子が手を挙げて答えた。
確か加藤さんという名前で、総務課に配属された人だ。