ほしの、おうじさま
「何でわざわざそんな事をする必要があるのよ。積極的に阿久津君に喧嘩を売って、私に何か得があるとでも?」
むしろ、できる事ならお近づきになりたくないタイプだというのに。
そう返答した所で、阿久津君はむっつりと黙り込んでしまった。
私も繋ぐべき言葉が見つからず口を閉じる。
しばしその場にはひんやりとした微妙な空気が流れた。
「……一体何なんだよお前」
先に静寂を破ったのは阿久津君だった。
「『実は他の人には見えないものが見えちゃうんです』『心の声が聞こえちゃうんです』系の奴なのか?」
「え?ち、ちが…こんな事態に遭遇したのは初めてで…」
「それが嘘ならすこぶるムカつくし、ホントに聞こえているんだとしたらこの上なく不気味だし、どっちみちドン引きだわ」
思いっ切り顔をしかめてそう吐き捨てられ、再びカッと頭に血が昇った。
「な、何よ!そんな言い方しなくてもいいじゃない!」
自分自身、何が何やら分からなくてすっごく不安に陥っているっていうのに。
「こっちだって別にあなたのネガティブな意見なんか聞きたかないわよ!勝手に脳波ジャックされて思考が流れ込んで来ちゃって、私の方こそ気味悪いわ!チョー不愉快よ!」
「んなこと言われたって…」
「そもそも、何でそんなに星野君が嫌いな訳?あんなに穏やかで紳士的でとっても素敵な人をっ」
むしろ、できる事ならお近づきになりたくないタイプだというのに。
そう返答した所で、阿久津君はむっつりと黙り込んでしまった。
私も繋ぐべき言葉が見つからず口を閉じる。
しばしその場にはひんやりとした微妙な空気が流れた。
「……一体何なんだよお前」
先に静寂を破ったのは阿久津君だった。
「『実は他の人には見えないものが見えちゃうんです』『心の声が聞こえちゃうんです』系の奴なのか?」
「え?ち、ちが…こんな事態に遭遇したのは初めてで…」
「それが嘘ならすこぶるムカつくし、ホントに聞こえているんだとしたらこの上なく不気味だし、どっちみちドン引きだわ」
思いっ切り顔をしかめてそう吐き捨てられ、再びカッと頭に血が昇った。
「な、何よ!そんな言い方しなくてもいいじゃない!」
自分自身、何が何やら分からなくてすっごく不安に陥っているっていうのに。
「こっちだって別にあなたのネガティブな意見なんか聞きたかないわよ!勝手に脳波ジャックされて思考が流れ込んで来ちゃって、私の方こそ気味悪いわ!チョー不愉快よ!」
「んなこと言われたって…」
「そもそも、何でそんなに星野君が嫌いな訳?あんなに穏やかで紳士的でとっても素敵な人をっ」