ほしの、おうじさま
「……そういう人を前にした時、あなたはどうしてたの?」
「速攻シメたに決まってんだろ」
阿久津君は間髪入れずに返答した。
「学校の部活では、俺がずっと部長を任されてたし。もちろん、シメたって言っても口でだけどな。手を出したりはしていない。「お前のせいで俺らまでレベルの低い奴だと思われるんだから、アホなことしてんじゃねぇ」って。一応はそれで治まった」
その時の感情が甦ったのか、阿久津君の視線はとても鋭いものに変化していた。
……こんな威圧感のある人に本気で凄まれたりしたら、そりゃ相手はすぐさま折れるでしょうね。
町の道場に幼少期から通っていたのなら実力はかなりのもので、だからこそずっと部長に任命されていたんだろうし。
後輩をイビろうと考えるような器の小さい人が、力で負けそうな相手に最後まで楯突ける訳がない。
「かといって『文化系』が控え目で穏やかな奴らばかりかといったらそういう訳でもないし。どんなコミュニティにも良い奴もいれば悪い奴もいる。とにかく、他人をグループ分けして、その枠組みの中に嵌め込んだって意味なんかないって事だ」
「…そうだね」
「そういうお前は?」
とても説得力のある主張に素直に納得しながら頷くと、そう問い掛けられた。
「何か運動はやってたのか?」
「速攻シメたに決まってんだろ」
阿久津君は間髪入れずに返答した。
「学校の部活では、俺がずっと部長を任されてたし。もちろん、シメたって言っても口でだけどな。手を出したりはしていない。「お前のせいで俺らまでレベルの低い奴だと思われるんだから、アホなことしてんじゃねぇ」って。一応はそれで治まった」
その時の感情が甦ったのか、阿久津君の視線はとても鋭いものに変化していた。
……こんな威圧感のある人に本気で凄まれたりしたら、そりゃ相手はすぐさま折れるでしょうね。
町の道場に幼少期から通っていたのなら実力はかなりのもので、だからこそずっと部長に任命されていたんだろうし。
後輩をイビろうと考えるような器の小さい人が、力で負けそうな相手に最後まで楯突ける訳がない。
「かといって『文化系』が控え目で穏やかな奴らばかりかといったらそういう訳でもないし。どんなコミュニティにも良い奴もいれば悪い奴もいる。とにかく、他人をグループ分けして、その枠組みの中に嵌め込んだって意味なんかないって事だ」
「…そうだね」
「そういうお前は?」
とても説得力のある主張に素直に納得しながら頷くと、そう問い掛けられた。
「何か運動はやってたのか?」