ほしの、おうじさま
まぁ、本音を言えばすこぶるこっ恥ずかしかったんだけど。
ある意味晒し者状態だったけど。
穴があったら入りたいとは思ったけれども。
『でも、先生は好意でそう発言してくれたんだし…』と自分自身に言い聞かせて何とかその場に留まった。
とにかくトロくささは天下一品だけれど、与えられた課題は一所懸命こなし、普段の生活態度もこの上なく真面目だった私は自分で言うのも何だけど教師陣からの受けが大変良く、何かと気にかけてもらえていたのだ。
ただそうなると、「何よあの子。良い子ぶりっ子しちゃって」「『私頑張ってます』アピールが激しいよね」と陰口(とは名ばかりでバッチリ本人に伝わっちゃってる)を叩く生徒が出て来たりもするんだよね…。
とにかく私はそんな風に、常に何となく浮いてしまう存在なのであった。
「まぁ、それはさておき」
芋づる式に過去の切ない思い出達が甦って来てしまい、だんだんと心が深い闇の中へと沈んで行きそうになったけど、仕切り直すように発せられた阿久津君の声により、完全に気持ちが落ち込む前にハッと我に返る事ができた。
「とにかくお前のその能力は、さほど精度が良くない上にムラがあるってことだな」
「……そう、だね…」
ある意味晒し者状態だったけど。
穴があったら入りたいとは思ったけれども。
『でも、先生は好意でそう発言してくれたんだし…』と自分自身に言い聞かせて何とかその場に留まった。
とにかくトロくささは天下一品だけれど、与えられた課題は一所懸命こなし、普段の生活態度もこの上なく真面目だった私は自分で言うのも何だけど教師陣からの受けが大変良く、何かと気にかけてもらえていたのだ。
ただそうなると、「何よあの子。良い子ぶりっ子しちゃって」「『私頑張ってます』アピールが激しいよね」と陰口(とは名ばかりでバッチリ本人に伝わっちゃってる)を叩く生徒が出て来たりもするんだよね…。
とにかく私はそんな風に、常に何となく浮いてしまう存在なのであった。
「まぁ、それはさておき」
芋づる式に過去の切ない思い出達が甦って来てしまい、だんだんと心が深い闇の中へと沈んで行きそうになったけど、仕切り直すように発せられた阿久津君の声により、完全に気持ちが落ち込む前にハッと我に返る事ができた。
「とにかくお前のその能力は、さほど精度が良くない上にムラがあるってことだな」
「……そう、だね…」