鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!



同じく例の缶を持ってそう言った女子に、皆一斉に移っていく。


まぁ、そうなるよね?

私も初めて見たときはびっくりしたし。
変な色ってわけでもなくて、ただ単に変な名前ってだけだから逆に面白い。



『……風花。あんた、アレ止めなかったの?』


皆の集団から先に外れたみっちゃんが、呆れたように祐希君を指して軽く溜息をつく。


そう言っても、みっちゃんだって声が笑ってるからね?

絶対自分では気付いてないんだろうなー…。


それに、私に祐希君を止められると思ってないくせに!




『…じゃあ、みっちゃんに問題です!
私が祐希君を止められると思いますか?』



駄目元で聞いた質問に、少しも考えるそぶりを見せず頭を横に振ったみっちゃんに、少し肩を落とす。


ほら、絶対私が止められないってわかってて聞いてるじゃん。

みっちゃんって、地味に斉藤君に負けず劣らずの意地悪何だよね。



皆…と言うより、私と中嶋君以外は絶対気付いてないだようから、知らないと思うけど。




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