鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
意味深な笑みを浮かべながら数回頷いた圭さんに首をかしげると、ポンポンと数回私の頭を叩いた圭さんが、カウンターに戻って行った。
『風花ちゃん、バイトしてるんだ?』
『うん、そうだよー。
あ、カフェだし、ケーキもあるから、葵くんも今度遊びに来てね?』
『おう。…1人で行けるか分かんないけど』
やっぱ恥ずいんだよな…なんて言いながら、赤い顔を隠すように顔をそらした葵くんを見て、笑みをもらす。
葵くんって、イメージ的に女慣れしてる感じがあったから、本当意外なんだよね。
笑っている私を見て、つられたように笑みを浮かべた葵くんに呼ばれて、隅っこの席に座った。
『何にするか決めてるか?』
水を持ってきてくれた圭さんが、メニュー表を覗き込んでいる私たちに向かってそう聞いた。
…うん、圭さん。
もしかして、湊さんのお店でもこんな対応してるわけじゃないよね⁉︎
これ、私が相手だからだよね⁇
普通にこんな対応してたら怖いって。