鈍感ちゃん(君)を攻略せよ!
『んー…俺、チョコレートケーキとフルーツタルトでお願いします。
風花ちゃん、何にするか決めた?』
…凄いね、葵くん。
圭さんの雑な対応にもちゃんと対応してちゃっかり注文しちゃってるよ。
って、私も決めないとなんだった‼︎
『えーっと、じゃあ…あ、コレで‼︎』
慌ててみたメニュー表から、目に入ったものを指して圭さんの顔を見る。
『お前…ああ、わかった』
少し驚いたような表情を浮かべた圭さんに不思議に思ってメニュー表を見ると、私が指していたのはいつも作っていたやつで。
それが目に入ってきたことに、自分に呆れて苦笑いが浮かんできた。
だって…ね。
いつも作ってるケーキで、斎藤君が1番好きなやつ、指してたんだから。
それは圭さんも驚くよね。
ダメだな…私。
何してても斎藤君に繋がっちゃう。
こんなに乙女のはず無かったと思ったんだけどなー…。
恋愛なんて、難しいことばかりで。
恋愛経験値が低すぎて、すでに頭がショートしちゃいそうだし。