GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
私がそう質問すると、瀬里はギクリとして張り付いたように私を見た。

「あの、それはそのあのその」

……どんだけ動揺してんの。

その時、雪野一臣がクルリと振り向いてこちらを見た。

「冷めるぞ。早く食え」

「あっ、うん!いただきます」

助かったと言わんばかりに、瀬里がスープカップを手に取った。

「いただきます」

私が手を合わせてから雪野一臣を見ると、彼は少しだけ私を見た後、

「口に合うか分からないが」

そう言ってまた背を向けてしまった。

白いお皿の中の鮮やかなサラダ。
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