GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
律の声が低くなって、やけに響いた。

「ねえ、藍のママ。そんなに騒がないでよ。俺は……沢村律」

ママの身体がユラリと揺れて、数メートル離れている律を見つめた。

「沢村……律」

「そう。俺は怪しくない。藍とは凄く親しいんだ」

「藍と……」

いつも油断など皆無なママの眼が、虚ろだった。

律は私の腕を掴んだまま、ママに続けた。

「そう。それに貴女とも親しい。昔から」

えっ?

その言葉に驚いて、私はママから律へと視線を移した。

「り、つ」
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