GREATEST JADE~翡翠の瞳に守られて~
思わずコクンと喉が鳴る。

律の眼が……光っている。それも、赤く。

瞳がまるで宝石のルビーのように赤くてキラキラしていて、私は眼を見開いて息を飲んだ。

言葉が出てこない。

そんな中、ママが呟いた。

「私とも、親しい……」

「そう、昔から。それからあまり藍に口うるさくしないでもらいたいんだ。……理解したら出ていって」

どうなってしまうのかまるで分からず、再び私がママを見ると、ママが数回瞬きをした。

「ママ」

恐る恐る私が呼ぶと、ママは律と私を交互に見た。

「パリから帰るのは一週間後だけど、くれぐれもしっかりね。律君、ごゆっくり」
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