幼馴染はどこまでも俺様過保護

遡ること1年前

私の部屋に澪ちゃんが来た。澪ちゃんがうちに来るのはいつも隼翔と喧嘩をした時。

チャイムを連打され、ドアを開けると澪ちゃんが活き良いよく部屋へ入って来た。

また、隼翔の兄馬鹿か?

「蒼海ちゃん、聞いてよ!?お兄ちゃんたらね!?ちょっと同じ事務所の先輩と駅前のカフェでお茶してただけなのに、急に現れて『こんな所で何やってる!?帰るぞ!!』って家に連れ戻すんだよ!!その後、友達と買物に行く約束してたのに!マジムカつくでしょ!?」

お茶をしていた先輩と言うのは多分男性なんだろう。可愛い妹に近寄る男は事務所の先輩だろうと誰だろうと隼翔にとっては敵なのだ。澪ちゃんも隼翔の目につくような所でお茶しなくてもいいのに…

「で?今日はもう仕事無いの?」

「うん、無い。明日もオフだから今日は泊めてね」

毎度の事ながら、私は溜息をついて心配しているであろう隼翔に電話する。

「いい加減、妹離れしなさいよ!?」

そうだ!そうだ!もっと言ってやって!と私の後ろで騒いでる澪ちゃん。

あんた達、兄妹の喧嘩に巻き込まれる私の身にもなれって言うの!

「澪ちゃんだって男友達とお茶くらいするし、デートだってするんだよ!?」





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