ワケありオンナとワケあり男子の共同生活
ゆっくりと腕を解いて後ろを見た。すると、あきくんの顔を見るより先に唇が塞がれた。
甘く痺れる感覚。何度も重ねた唇。自然と彼を求めた。
──そのままベッドに身体が倒れた。
今まで何度も身体を重ねてきた。でも、誘うのはいつもわたしからであきくんから誘われることはなかった。それは自信のなさの表れだったのか、わたしとのセックスがそこまで楽しみじゃなかったのかは分からない。
わたしの誕生日に何となくお互いを求めたことはあったけど、こんなにあきくんから求められたのは初めてだった。
あきくんは何度もわたしの名前を呼んで、色々なところに優しくキスをした。舌を這わせた。
求められて、触れられて、気づいた。
愛おしい。
あきくんが愛おしい。
わたし、あきくんのことが好きなのかもしれない。
いや、本当はずっとずっと前からそうだったのかもしれない。恋愛が怖くて、その感情を認めたくなかったのかもしれない。
タクヤさんのこと終えれたから、やっと今認めれる感情なのかもしれない。