ワケありオンナとワケあり男子の共同生活
カオルが出てきて、今度はわたしがシャワーを浴びる。
その後はカーテンを閉め、いつものようにお互い求めて果てた。
カオルが服を着た後、カーテンを開けた。朝とはまた少し違う光が差し込む。
「あっ、オレのジャージが干してある」
いつも貸しているジャージが目に入ったのかカオルが言う。
別にカオルのジャージではない。
「親戚のお姉さんに貸してるから」
とりあえず嘘をつく。わたしは自分でもよく嘘をつくなって思う。
「そうなんだ。まあオレはなんでもいいけど。じゃあ、オレ次の予定あるからもう帰るね」
カオルは背伸びをして玄関に向かった。
なんとなくだけど、他の女のところに行くのかなって思った。
夜カオルに会う時、たまに女物の香水の匂いがする時がある。もちろん本人には伝えないけど。
こういう男にはハマったら負けだ。カオルとヒデキさん、両方いてこそ今のわたしがいる。
気持ちを分散させることで、わたしは恋愛にのめり込まなくて済んでいる。