再会は、健康診断で。
「いや、顔見れてうれしい」
俺の言葉に西川は目を丸くして、慌てたように目をそらす。その頬が赤くなっていて、物凄くかわいい。
「隣、座ってもいい?」
西川がうなずいたのを見てから西川の隣に座って、懐かしさを覚えるその公園を見回す。
「懐かしい、ここ。小学校の頃よく遊んでた」
俺と西川の通っていた小学校の近くにあるこの公園は、小学校の頃の遊び場だった。
「私も思ってた。カエル持った平根に追いかけ回されたこととか、雷が鳴った時のこととか、思い出してた」
西川の言葉にああ、とうなずく。そういえばそんなことも
あったな。でっかいカエル捕まえて、西川にすごいって言われたくて追いかけ回してた。
「あれは西川に誉められたかったんだよな。すごいって言われたかったの」
あれは意地悪してたわけではなかったんだけど、あの頃はそういうの結構あったかもな。
小学生男子なんて基本バカでアホだと思う。
「私、カエル苦手だもん」
「アホだから、西川がカエル苦手とか思わなかったんだよな。雷が鳴った時は西川が怖がってると思って必死に探したの」
あのときは急に雨が降ってきて雷が鳴って、怖がりな西川が泣いてるんじゃないかと思った。