再会は、健康診断で。

「なんか、すごい疲れた」


上がったり落ちたり、落ちたり上がったり、感情の起伏が忙しい日だった。でも、かえが俺のことを好きって言ってくれた。


会うの拒否されたのはちょっと悲しいけど、まあ恥ずかしがってるだけっぽいから少しだけ時間を置くかな。俺も、うれしすぎて顔見たら暴走しそうだし。


好きって言ってもらえただけで、ちょっとだけど余裕が出来る。我ながらものすごく単純だ。


とりあえずかえに俺もかえのこもが大好きだとメールを送って、その日は幸せな気持ちで眠りについた。


このときは、まさか想いが通じあったのに、かえになかなか会えない拷問のような日々を過ごすことになるとは思っていなかった。


< 156 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop