再会は、健康診断で。

そんな私のことを、航がぎゅうっと抱きしめてくれる。


「はー……ちょっとこのままね」


それはきっと、私のためだ。私を抱きしめたまま、また顔中にキスする航にちょっとびっくりする。


「航って、優しかったんだね」


思わずそんな言葉が漏れてしまった私に、航が苦笑いをする。


「かえの中の俺ってどうなってるの? 泣かせてばっかりだったから、もう泣かせたくないんだよ。泣いてるかえもかわいいけど。大切だから、できるだけ辛い思いさせたくないの」


そんな風に想っててくれるんだ。なんか、ちょっと感動するかも。あ、涙出てきちゃった。


ポロっと目尻からこぼれた涙を、指で拭った航が困ったように笑う。


「早速泣かないでよ。かわいいけどさ」


「これは嬉し涙だから、いいでしょ」


そう言った私に笑った航が、私のことを抱きしめ直す。


「も、かえとこうなれてすごい嬉しい。幸せすぎてもう死んでもいいかも……」


「え、死んじゃやだ」


思わずそう口にした私に、航が目を丸くする。


その反応に自分の言葉がなんだか恥ずかしくなってしまって、航の胸に顔を埋める。


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