再会は、健康診断で。

「痛かったら我慢しないで言ってね」


どこまでも優しい航が、私のナカに入ってくる。


「ん、いっ、ぁ……わ、た…ぁ、る」


初めて感じる圧迫感と痛みに息が詰まる。熱くしっとりと汗ばんだ航の身体にしがみつくと、苦しそうに顔を歪めた航が頭を撫でてくれる。


「かえ、力抜いて。痛いよな、ごめん」


眉を下げてそう謝る航に愛おしさが募って、気づけば頬に手を伸ばして自分から唇を重ねていた。


「平気、だから。謝らないで」


私の言葉に驚いたように目を見開いた航にそう言うと、なぜだか泣きそうに顔をする航に少し笑ってしまう。


「本当に、かえは優しい。息吐いて。かえ、俺のこと見て」


言われるがまま深呼吸するように息を吐いて、航を見上げると額に汗の滲んだ航が優しい瞳で私を見下ろしていた。


「好きだよ、かえ」


ああ、この人の全部を受け入れたい。ひとつに繋がりたい。そんな気持ちが奥底から沸き上がってくる。


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