再会は、健康診断で。
俺の腕の中にすっぽりと収まる、華奢な身体。柔らかい抱き心地のいい、この感じは再会した時と同だ。それに、ああ、本当に西川だと、夢じゃないのだと実感する。
どうしよう、西川の香りとぬくもりに想いがあふれて止まらない。
なんか、どうにかしないと爆発しそうだ。
「西川、俺……西川のことが好き。ずっと好きだった。西川、すごい好き」
あふれる想いを口にするしても、全然ダメだ。腹の底が熱くてたまらない。吐き出しても吐き出しても、それはどんどんあふれだしてくる。
もっともっと、西川を感じたい。俺がどれだけ西川のことが好きなのか、もっと伝えたい。
職場なこととか、健診中なこととか、全部ぶっ飛んで西川のことしか考えられなくなる。
もっと……西川に触れたい。
熱に冒されたようにそれしか考えられなくて、手を伸ばした俺は、西川の頬に触れて……柔らかそうなその唇に自分の唇を重ねていた。
見た目通り柔らかくて温かいその唇の感触に夢中になって、俺の身体を押し返す西川の身体を抱き込んで角度を変えて何度もキスを繰り返す。
やばい。西川とのキス、すごく気持ちいい。このままずっと唇を重ねていたいくらいだ。