最期の時間を君と共に
スーパーに用があったのだが、スーパーには寄らず来た道を引き返す。ふつふつと作る気が湧いてきたのだ。確か、卵いっぱいあったし……。誓に謝ってから、手料理をご馳走しようかな。誓の好きな卵料理を。
そんなことを考えていると、あっという間に私の家の前。隣は……、誓の家。ヤヨイさんもケイさんも働いており、帰るのは夕方頃。となれば、家には誓しかいない。
……よし。
慎重にインターホンを押す。しばらくして、応答がきた。
『はい』
「あ、誓?……ゆずきだよ」
『……あぁ、今行く』
少し、返事が遅かった気がする。怒っているのかな?悲しんでいたり、するのかな?それはないか。絶対、怒ってる。
「……ゆずき?」
「っ……、誓」
出掛ける予定がないのか、誓の格好はラフだ。表情は……、分からない。でも、晴れやかな顔じゃないのはわかる。浮かない顔だ。
そんなことを考えていると、あっという間に私の家の前。隣は……、誓の家。ヤヨイさんもケイさんも働いており、帰るのは夕方頃。となれば、家には誓しかいない。
……よし。
慎重にインターホンを押す。しばらくして、応答がきた。
『はい』
「あ、誓?……ゆずきだよ」
『……あぁ、今行く』
少し、返事が遅かった気がする。怒っているのかな?悲しんでいたり、するのかな?それはないか。絶対、怒ってる。
「……ゆずき?」
「っ……、誓」
出掛ける予定がないのか、誓の格好はラフだ。表情は……、分からない。でも、晴れやかな顔じゃないのはわかる。浮かない顔だ。