久遠の絆
「はい。あなたのお会いになりたかった蘭さんは、我々の許にある。そして、あなたを騙したヘラルドに、一矢報いることが出来るかも知れない。悪くはないでしょう?」
「……確かに、悪くはないな。俺を利用しようという意図が見え見えなのがムカつくが」
「ふふ……利用出来るものは、すべて利用させて頂こうと」
穏やかに展開する会話のように見えて、その実シドとイーファンの間には火花が散っているようだった。
蘭はマトの後ろで息を飲んで会話の行方を見守っている。
「それで?俺に何を協力させる気だ?」
「同盟軍の実態を教えて頂きたいのです」
「なるほど」
「新たに開発された兵器のことなど、あなたならご存知でしょう?」
「ここには、どれくらいの武器がある?」
「残念ながら、旧式の武器が僅かだ」
それにはシャルティが答えた。
「我々としても、あなたの登場は歓迎すべきものなのですよ。お願い出来ますか?」
「いいだろう。……俺も、このまま終わりにはしたくないからな」
「有難うございます。では、武器についてはシャルティと話をして頂くとして。次は、あなたのもう一つの知識について」
「何だ?」
「瑠璃の巫女。それについて、あなたはどこまでご存知なのですか?」
「……そのことか……」
突然話が自分に関わることになって、蘭はすっかりマトの背中に隠れてしまった。
そうだった。シドと関わるきっかけも、瑠璃の巫女だったからだと思い出す。
「お前たちも知っているのか?瑠璃の巫女のことを」
「ですから、蘭さんがここにいらっしゃるのですよ」
「なるほど」
「……確かに、悪くはないな。俺を利用しようという意図が見え見えなのがムカつくが」
「ふふ……利用出来るものは、すべて利用させて頂こうと」
穏やかに展開する会話のように見えて、その実シドとイーファンの間には火花が散っているようだった。
蘭はマトの後ろで息を飲んで会話の行方を見守っている。
「それで?俺に何を協力させる気だ?」
「同盟軍の実態を教えて頂きたいのです」
「なるほど」
「新たに開発された兵器のことなど、あなたならご存知でしょう?」
「ここには、どれくらいの武器がある?」
「残念ながら、旧式の武器が僅かだ」
それにはシャルティが答えた。
「我々としても、あなたの登場は歓迎すべきものなのですよ。お願い出来ますか?」
「いいだろう。……俺も、このまま終わりにはしたくないからな」
「有難うございます。では、武器についてはシャルティと話をして頂くとして。次は、あなたのもう一つの知識について」
「何だ?」
「瑠璃の巫女。それについて、あなたはどこまでご存知なのですか?」
「……そのことか……」
突然話が自分に関わることになって、蘭はすっかりマトの背中に隠れてしまった。
そうだった。シドと関わるきっかけも、瑠璃の巫女だったからだと思い出す。
「お前たちも知っているのか?瑠璃の巫女のことを」
「ですから、蘭さんがここにいらっしゃるのですよ」
「なるほど」