密かに恋焦がれて
「お花に囲まれてる先輩も素敵ですね。幸せそうで良かった。僕も幸せになろうと思いますそう思える人と最近出逢えました」
「そうなんだ……良かった。幸せになってね」
島崎が帰っていくとヒロは奥から出てきた。
「今の、あのときの後輩だろ?最初は気づかなかったけど途中で思い出した」
「おめでとうなんてわざわざ言いに来てくれるなんて思わなかったから驚いた」
「ふ~ん、あいつから花を貰ったのがそんなに嬉しいか?浮気なんて許さないからな」
「ちょっと、なに言ってるの?
浮気なんてするわけないでしょっ」
「どうだか?」
「そんなことしないもの……ヒロは信じてくれないの?」
疑いの目でみられて信じてもらえないのかと悲しくなり俯く。
「琴美、顔を上げろ」
下を向いたままでいるとヒロは琴美の顎をもち顔を上向かせた。
「そんな顔するな、ちゃんと信じてるから。ついムカついてバカなことを言った」