密かに恋焦がれて
「……うん私が作った」
ヒロがまじまじと見るから居心地が悪くなる。
「へぇー、琴美にも女らしい所があるんだな」
「私にもって何よっ」
「だってなぁ……こういうの作れるとか思ってなかったし」
「ヒロ、琴美はけっこうスジがいい。ちゃんとおふくろの血をひいてるそれに俺の妹は会社でけっこうモテてるらしいぞ」
「お兄ちゃん!」
余計なことは言わないでとお兄ちゃんに目で訴えるけどそしらぬふりをされた。
「へぇーモテてるね……ちょうどいい琴美にお願いがあるんだ」
何がちょうど良いのか解らないけどとりあえず聞こう。
「何、お願いって?」
「……この間街で琴美を見掛けてさ隣にもう一人いた女が可愛いかった」
「えっ……」