追い詰められた...かぐや姫

記憶と決心

私は確かにかぐや姫だった。

ずっと月に住んでいて、退屈な日々を送っていた。特に身分が高いわけでもないのに月の帝に好かれてしまって仲良く一緒に過ごしていた。

と、言っても監禁だが。

彼は私をどこにも行かせてくれなかった。
外に行かせて欲しくてお願いしてもダメです。の一点張り。
他の人とお話をしたくても許可は下ろしてくれなかった。そのうち私は逃げたくなって、脱走し、地球に降りてきた.......



そして彼はまた私を迎えに来る。

嫌だ。あんな所に行きたくない。
それに絶対怒ってる...何されるか分からないし。帰りたくない。

「姫乃...お願いがあるんだけど。私たちを月に連れていってくれないかしら......そうしたら姫乃と一緒にいられる!」


お母さん.......私も離れたくないけどね。

「ダメだよ。」


あっちの世界はとても酷い世界で、身分の低い者は奴隷のように働かされ、死ぬことも出来ず廃人になるのが普通なのだ。

それに、私はあの部屋から出られないのだから2人には会えない。

やっぱり.......


「お父さん、お母さん。私月に帰らない!地球にいる!」


そうだ。帰らなければいいじゃないか。

意地でも帰らない。だって私には帰ってもなんのメリットもないのだから。



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