追い詰められた...かぐや姫
4

楽しい鬼ごっこ

そんな時だった。


ピンポーン...

誰だろ。こんな時間に。

そう思い私は玄関をビデオで見た。

.......”アイツ”だ!絶対開けちゃダメだ!

居留守を使うため速攻で電気を消し、両親に小さな声で

「迎えに来た。居留守使おう。」

と言った。


ってか玄関から来るなよ!



それから数秒後。



ピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーンピンポーン..............ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ......ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン......カチャリ...




音がした。
簡単に扉が開いた。
何故だろう。

そう考えて私はハッとした。

彼は何でもできるのだ。魔法だって使える。人間界のドアなんて簡単に開けられるだろう。

何故そんな大事なことを忘れていたのだろう。

このままじゃ私は簡単に連れて帰られる。

嫌だ!!嫌だ!!


せめてもの抵抗だ。3人で逃げよう。窓から外に出て遠くへ行こう。

そうして私は2人に伝えると窓を開けた。

あいつは隣の部屋を開けた。じわじわと私達を追い詰めようとしているのだろう。


今のうちに逃げよう。

そうしてかぐや姫は逃げ出した。
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