それはきっと、君に恋をする奇跡。
「あーっ、笑ったなあっ!?」
「だってビタミンって……」
「ビタミンをバカにすんなよ。不足したら最悪死ぬんだぞ!?でも自分じゃ作れない栄養素だから外から取り込むしか方法がないんだぞ?」
そうなの?
「だから、俺が補ってやるっつってんの!」
そう言って顔をグッと近づけてくるから。
ドクンッ……と胸が鳴った。
「……じゃあ……もらいます、ビタミン……」
そんなカッコいい顔を無駄に近づけないでよ。
まともに視線を合わせられなくてチラッと目線をあげると、水瀬くんはようやく離れてくれた。
「よーし、分かればいいんだよ」
ドキドキしてるあたしとは対照的に、水瀬くんは満足げに笑う。