神様修行はじめます! 其の五
たしかに、門川君に何もかもお任せコースというのは、神の一族として情けない話だ。
だからと言って炎の入道や、九尾や、タブル龍たち全員を敵に回して、門川君抜きでいったいどうすれば?
絹糸は当然、戦えない。同じ理屈でセバスチャンさんも。
凍雨くんに至っては、さっきから会話に参加する余裕もないくらい、ずーっとテンパッてるし。
結界に集中してるマロさんは、戦力外通知だ。それに今回、親衛隊が現世に来ていないお岩さんも戦力外。
クレーターさんと水園さんは最初から非・戦闘員だし。
となると残るは……。
……え!?
「あたしぃぃ!?」
あたし!? ミー!? アローン!?
あたしひとりでこの状況をどうにかしろってこと!?
「……って、門川君お願い無視しないでコッチ向いてぇぇ!」
話は済んだと言わんばかりに、もう完全に自分のことだけに全神経を集中している彼の背中に向かって、あたしはキンキン声を張り上げた。
こんな得体の知れない古代種たちを相手に、サポートも無しであたしにどうしろと!?
オタオタしているあたしに、門川君から返ってきた返事は実に素っ気ない。
「悪いが話かけないでくれ。術に集中したいんだ」
「いや、ちょっと、そんな言い方しないでよ!」
門川君、冷たすぎ!
アナタが冷たいことは身に染みて熟知してるけど、でもこの戦況をあたしひとりに丸投げするというのは……
「さすがにちょっと無謀な判断だと思うんですがリーダー!」
「それ以外に方法がないのだから、やってくれ」
「く、くれって……」
「天内君、常世島での戦いのときも僕はキミに言ったはずだ。僕が『やれ』と言ったら……」
門川君の静かな声のトーンが、いっそう低く、まるで吹き荒ぶブリザードのように冷たくなった。
「やれ」
「…………」
も、問答無用。って、ことですか。
ドスの効いたセリフにズバッと一刀両断されたあたしは、ゴクリと音をたててツバを飲み込んだ。
だからと言って炎の入道や、九尾や、タブル龍たち全員を敵に回して、門川君抜きでいったいどうすれば?
絹糸は当然、戦えない。同じ理屈でセバスチャンさんも。
凍雨くんに至っては、さっきから会話に参加する余裕もないくらい、ずーっとテンパッてるし。
結界に集中してるマロさんは、戦力外通知だ。それに今回、親衛隊が現世に来ていないお岩さんも戦力外。
クレーターさんと水園さんは最初から非・戦闘員だし。
となると残るは……。
……え!?
「あたしぃぃ!?」
あたし!? ミー!? アローン!?
あたしひとりでこの状況をどうにかしろってこと!?
「……って、門川君お願い無視しないでコッチ向いてぇぇ!」
話は済んだと言わんばかりに、もう完全に自分のことだけに全神経を集中している彼の背中に向かって、あたしはキンキン声を張り上げた。
こんな得体の知れない古代種たちを相手に、サポートも無しであたしにどうしろと!?
オタオタしているあたしに、門川君から返ってきた返事は実に素っ気ない。
「悪いが話かけないでくれ。術に集中したいんだ」
「いや、ちょっと、そんな言い方しないでよ!」
門川君、冷たすぎ!
アナタが冷たいことは身に染みて熟知してるけど、でもこの戦況をあたしひとりに丸投げするというのは……
「さすがにちょっと無謀な判断だと思うんですがリーダー!」
「それ以外に方法がないのだから、やってくれ」
「く、くれって……」
「天内君、常世島での戦いのときも僕はキミに言ったはずだ。僕が『やれ』と言ったら……」
門川君の静かな声のトーンが、いっそう低く、まるで吹き荒ぶブリザードのように冷たくなった。
「やれ」
「…………」
も、問答無用。って、ことですか。
ドスの効いたセリフにズバッと一刀両断されたあたしは、ゴクリと音をたててツバを飲み込んだ。