神様修行はじめます! 其の五
そしてすぐさま両腕を高く掲げて勝利のポーズをとりながら、絹糸に向かって安全宣言した。
「絹糸! 子猫ちゃんはもう大丈夫! 助かったよ!」
まるで雪解け水のように傷口から血を流し、意識モウロウとしている絹糸の目が、一気に光を取り戻した。
命が消え入る寸前の衰弱しきっていた体に怒涛のオーラがみなぎって、黄金色の目がキラリと生気を増す。
―― ド――――ンッ!
眩い閃光が迸り、激しい轟音が鼓膜を揺るがした。
連続して降る青白い雷撃が、天から下される裁きのように九尾に降り注ぐ。
目が潰れるような雷光と激しい地響きが、完全に空間を支配した。
うわ!? 絹糸、すごい! どっからこんな力が湧いて出るの!?
なんか、絹糸の頭上で『祝・我が子復活!』のクス玉が割れて、紙吹雪が舞ってるのが見える!
絹糸渾身の雷撃大フィーバー状態はしばらく続き、そして唐突に静寂が訪れた。
ようやく落ち着いた状況を確認しようと、頭を抱えていたあたしが両目をソロソロと開けてみると……
剣山みたいなエゲツない骨を雷撃によって粉々に破壊された九尾が、失敗したステーキみたいに真っ黒コゲになって横たわっている。
その横に、子猫ちゃんの癒しの術に包まれた絹糸が血まみれで倒れていた。
「我が子よ……」
「にぃぃ」
ボロボロになりながらも、これ以上ないほど幸せそうな顔をした絹糸が、本当に愛おしげに子猫ちゃんを舐めている。
おとなしく舐められながらじっとしている子猫ちゃんの目から、嬉し涙がポロポロと流れていた。
「我が子よ、よう頑張った。我はお前を誇りに思う……」
「にぃぃ。に――」
もう二度と分かち合えないと思っていた愛情を、言葉を、再びこうして交わせる晴らしい奇跡が、目の前にある。
『幸せ』としか例えようのない、親子の姿。
奇跡を無心に味わっているふたりの姿を見たら、胸がギュッと熱くなって、またあたしの目から熱い涙が零れ落ちた。
良かった。本当に良かったね。絹糸、子猫ちゃん。
「絹糸! 子猫ちゃんはもう大丈夫! 助かったよ!」
まるで雪解け水のように傷口から血を流し、意識モウロウとしている絹糸の目が、一気に光を取り戻した。
命が消え入る寸前の衰弱しきっていた体に怒涛のオーラがみなぎって、黄金色の目がキラリと生気を増す。
―― ド――――ンッ!
眩い閃光が迸り、激しい轟音が鼓膜を揺るがした。
連続して降る青白い雷撃が、天から下される裁きのように九尾に降り注ぐ。
目が潰れるような雷光と激しい地響きが、完全に空間を支配した。
うわ!? 絹糸、すごい! どっからこんな力が湧いて出るの!?
なんか、絹糸の頭上で『祝・我が子復活!』のクス玉が割れて、紙吹雪が舞ってるのが見える!
絹糸渾身の雷撃大フィーバー状態はしばらく続き、そして唐突に静寂が訪れた。
ようやく落ち着いた状況を確認しようと、頭を抱えていたあたしが両目をソロソロと開けてみると……
剣山みたいなエゲツない骨を雷撃によって粉々に破壊された九尾が、失敗したステーキみたいに真っ黒コゲになって横たわっている。
その横に、子猫ちゃんの癒しの術に包まれた絹糸が血まみれで倒れていた。
「我が子よ……」
「にぃぃ」
ボロボロになりながらも、これ以上ないほど幸せそうな顔をした絹糸が、本当に愛おしげに子猫ちゃんを舐めている。
おとなしく舐められながらじっとしている子猫ちゃんの目から、嬉し涙がポロポロと流れていた。
「我が子よ、よう頑張った。我はお前を誇りに思う……」
「にぃぃ。に――」
もう二度と分かち合えないと思っていた愛情を、言葉を、再びこうして交わせる晴らしい奇跡が、目の前にある。
『幸せ』としか例えようのない、親子の姿。
奇跡を無心に味わっているふたりの姿を見たら、胸がギュッと熱くなって、またあたしの目から熱い涙が零れ落ちた。
良かった。本当に良かったね。絹糸、子猫ちゃん。