私の最後の愛
私は2人に駆け寄ると聞いてみた。
「龍は。龍は大丈夫ですか?」
「若はまだ油断できません。今夜が山かと。弾が1発は心臓を掠めていてもう1発は腹に入っていました。」
「っつ、そうですか。入ってもいいですか?」
ガラス張りの窓の向こうにいるのは沢山の器具に繋がれた龍。
龍が生きているかどうかは情けなくもベッドサイドのモニターが表示していた。
「大丈夫ですよ。俺らは下に行くので何かあったら言ってください。」
紅さんの言葉に頷き部屋に入れる扉を開いた。
ベッドに近づくと、とても顔色が悪い龍が眠っている。
近くにあった椅子に座って龍の手を握った。
驚くほど冷たくて私は狼狽した。
「りゅう」
私が名前を呼ぶと必ず返事が帰ってくる。