私の最後の愛

早くこの腕に希を収めたいと思っているのに親父や組員達がどんどんやって来る。
俺はそれを高速で捌き追い返す。

やっと終わったと思ったら病室の移動。

「ちっ、」舌打ちが出る。
少し動くと胸がズクりと鋭い痛みに晒される。

「っ、」
漸く全員帰って病室の移動が終わった。

部屋の隅にいる希を見ると、その顔には疲れの色か出ていた。
胸の痛みを無視して起き上がる。

まだ隅にいて動かない希を呼ぶ。
「希、来い。」
俺の言葉に黙ってこっちに来る希を、希には悪いがとても愛おしく思う。
俺の前に来てどうしたらいいか分からないような希を引っ張って胸に収める。
< 134 / 155 >

この作品をシェア

pagetop