私の最後の愛
俺が抱きしめると希も抱き返すが、その力は弱い。
俺の傷を心配してんだろう。
「足りねぇ」
「っ、いいのっ?」
「あぁ。」
潤んだ目で俺を見てくる希。煽ってんのかよ。
早くリハビリ終らせて三日三晩抱いてやる。
「龍っ、ごめん、私のせいでっっ、」
俺を力いっぱい抱きしめて泣きじゃくる希の頭にキスを落とす。
「お前を護れんなら鉄球だって甘んじて受けよう。」
暫く抱き合っていると俺を抱きしめる希の腕の力がスッと抜ける。
痛みを我慢しながら抱き上げると前よりも軽くなった気がした。
「入れ。」