私の最後の愛

周りの組員さんも何も言えずに、ただ顔を赤く染めるだけ。

(オモシロクナイ)
私達は背を向けると歩き出す。

すると後からガチャンと言う音が聞こえた。
横にいる龍は何も無い。

後ろを振り向くと虎が立っていて、足元には組員さんが寝ていた。
虎が吐き捨てるように言う。
「不可侵犯した方がまだ仕掛けるか?だがな、うちの若の首を取るのはそっちの兵隊全滅すると思っとけ。」

「虎。余計な事言わなくていい。」
龍が珍しく窘める様に虎に呼び掛ける。
「今からお前んとこの幹部を狩りに行く。これで戦力は大分削げるな。」
龍が口角をニヤリと上げ吐き捨てた。

そのまま龍に押されて部屋を出たけど、最後に見た国分の組長は情けない顔をしていた。
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