私の最後の愛

ただ顔を赤く染めている奴らに内心ほくそ笑む。

「ちっ、」
横から舌打ちが聞こえて希を見ると「つまんない」と言うような顔をしている。

まだ何かをほざく組長を無視して帰ろうとすると背後でガチャンと音が聞こえた。
一番最初に反応したのは希。
まず俺を見て後ろを向く。俺も後ろを振り返ると珍しく怒りに体を震わす虎。その下に伸びているヤツが1人。

虎はいつもおちゃらけているが、実力はチンケな組ならこいつ1人で十分だ。
そいつが怒りを吐き出す。

ずっと喋りそうな虎を黙らすと今度こそ部屋を出た。

車に乗り込むと希を抱き寄せる。
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