御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
「失礼な。私、もっと信用してもらっても良いと思うけど?
部署が離れたくらいで他の人にも自分の気持ちにも、揺れたりしないから」
真っ直ぐな瞳を見つめ返して、将生の頬にそっと触れた。
「私も将生に本気で惚れてるから。心配しないで思う存分仕事に夢中になっていいんだよ」
気持ちが伝わるように自分からそっと口付けて、将生の肩に額をつけた。
将生の手が後頭部に回ってゆっくりと撫でてくれる。私の大好きな仕草だ。
目を閉じてゆったり身を任せていたら、上から声が降ってくる。
「部長の話で香奈美も気付いたと思うけど、春の人事移動で俺は事業本部の課長になる。その後もかなり早いスピードで会社の中枢に関わるようになっていく。
今より会える時間も減るだろうし、香奈美を優先する事を出来ない事も増える。
それでも俺は香奈美を手放せない、ごめんな」
覚悟を決めた力強い言葉にふふっと笑い顔漏れてしまう。
部署が離れたくらいで他の人にも自分の気持ちにも、揺れたりしないから」
真っ直ぐな瞳を見つめ返して、将生の頬にそっと触れた。
「私も将生に本気で惚れてるから。心配しないで思う存分仕事に夢中になっていいんだよ」
気持ちが伝わるように自分からそっと口付けて、将生の肩に額をつけた。
将生の手が後頭部に回ってゆっくりと撫でてくれる。私の大好きな仕草だ。
目を閉じてゆったり身を任せていたら、上から声が降ってくる。
「部長の話で香奈美も気付いたと思うけど、春の人事移動で俺は事業本部の課長になる。その後もかなり早いスピードで会社の中枢に関わるようになっていく。
今より会える時間も減るだろうし、香奈美を優先する事を出来ない事も増える。
それでも俺は香奈美を手放せない、ごめんな」
覚悟を決めた力強い言葉にふふっと笑い顔漏れてしまう。