御曹司様のことなんて絶対好きにならない!
その日、心の満たされた私の仕事ははかどった。
係長は朝から外回りだったみたいで、バタバタしていたけれど、律儀にランチに行けないと謝罪するメールを送ってくれた。
そのメール1つも、私の気持ちを浮上させる。大事にされてるって実感出来るから。
でもやっぱり疑問に思う。なんで私だったの?
だから久しぶりに一緒にランチに言った知恵ちゃんに、思い切って聞いてみた。
「だってさ、実際、美味しそうに食べる人なんていっぱいいるじゃない。なんでかなーって」
「今更そんな事気にしてるの?そんなの坊っちゃま本人にだって分からないわよ」
係長の個人情報をなるべく話さようにして、昨夜の出来事を説明すると、呆れた知恵ちゃんが大きなため息をつく。
「だって、不思議じゃない。そもそも何年も一緒に仕事してて急に好きになるとかさー」
「だから、そんな事を気にしてる事自体がナンセンスなのよ。そんな事言ったら、香奈美だって何年も知り合いだった坊っちゃまをなんで急に好きになったのよ」
係長は朝から外回りだったみたいで、バタバタしていたけれど、律儀にランチに行けないと謝罪するメールを送ってくれた。
そのメール1つも、私の気持ちを浮上させる。大事にされてるって実感出来るから。
でもやっぱり疑問に思う。なんで私だったの?
だから久しぶりに一緒にランチに言った知恵ちゃんに、思い切って聞いてみた。
「だってさ、実際、美味しそうに食べる人なんていっぱいいるじゃない。なんでかなーって」
「今更そんな事気にしてるの?そんなの坊っちゃま本人にだって分からないわよ」
係長の個人情報をなるべく話さようにして、昨夜の出来事を説明すると、呆れた知恵ちゃんが大きなため息をつく。
「だって、不思議じゃない。そもそも何年も一緒に仕事してて急に好きになるとかさー」
「だから、そんな事を気にしてる事自体がナンセンスなのよ。そんな事言ったら、香奈美だって何年も知り合いだった坊っちゃまをなんで急に好きになったのよ」