L'eau, je suis important...
「そこ座っていいよ。」
ベッドのそばにあるパイプ椅子を指差した。
「ありがとう」
大﨑の言葉に甘えて、パイプ椅子に座らせてもらった。
「体調は大丈夫か?」
大﨑の顔を覗き込むように見ると切な気な瞳と視線が絡んだ。
「おう。まぁまぁだな。」
そこから訪れる沈黙。
果たして、どこまで聞いていいのか。
なんで倒れたの?
大﨑は悠太と兄弟なんだろ?
「大﨑はさ…。いつ退院できんの?」
考えた末に出た言葉は思ってもいなかった言葉で。
「んー。どうだろ…
検査とかして異常がなかったらすぐに退院できると思う」
異常がなかったらって…。
「どこか悪いのか?」
「いや。どこも悪くないけど…」
言葉を濁して、ゆるく笑った。
「じゃあなんで倒れたんだ?」
なんか僕質問しすぎだな…。
大﨑に負担になるか…。
「あ、いややっぱいい!質問ばっかして悪かったな!」
慌てて質問したことを訂正すると、大﨑は首を横に振った。