副社長とふたり暮らし=愛育される日々
「副社長……あの、いろいろと衝撃的で、頭が追いつかないんですが……」
たどたどしく言うと、副社長は私にスマホを返しながら「だろうな」と言って小さく笑う。
「ようやく説明できる時が来たみたいだから、座って話すよ」
そうしてソファに促され、並んで腰を下ろすと、副社長は先ほどの続きではなく、お兄ちゃんとのことを話し始めた。
「まず、俺と千紘は高校時代の先輩後輩の関係だ。あの頃から仲はいいほうだったな」
「そうだったんですか……!」
知らなかった。そんなに前からの友達だったなんて!
お兄ちゃんは『皆が瑞香に惚れたら困る!』とか言って、家に友達を連れてくることはほとんどなかったから、知らなくて当然かもしれないけど。
「で、クリスマスに俺がお前の家に行ったのは、千紘に頼まれたからだったんだ。『妹はサンタクロースが来るのを待ってるんです。俺はワケあって行けないから、代わりにプレゼントを届けてくれませんか!?』って」
お兄ちゃんの口調を真似る副社長の言葉で、あの日の謎が解けていく。
というか、サンタクロースが来るのを待ってるって……。
「まさかお兄ちゃん……」
「あぁ、お前が本当にまだサンタを信じてると思ってるらしい」
やっぱり! あの人天然すぎる!
たどたどしく言うと、副社長は私にスマホを返しながら「だろうな」と言って小さく笑う。
「ようやく説明できる時が来たみたいだから、座って話すよ」
そうしてソファに促され、並んで腰を下ろすと、副社長は先ほどの続きではなく、お兄ちゃんとのことを話し始めた。
「まず、俺と千紘は高校時代の先輩後輩の関係だ。あの頃から仲はいいほうだったな」
「そうだったんですか……!」
知らなかった。そんなに前からの友達だったなんて!
お兄ちゃんは『皆が瑞香に惚れたら困る!』とか言って、家に友達を連れてくることはほとんどなかったから、知らなくて当然かもしれないけど。
「で、クリスマスに俺がお前の家に行ったのは、千紘に頼まれたからだったんだ。『妹はサンタクロースが来るのを待ってるんです。俺はワケあって行けないから、代わりにプレゼントを届けてくれませんか!?』って」
お兄ちゃんの口調を真似る副社長の言葉で、あの日の謎が解けていく。
というか、サンタクロースが来るのを待ってるって……。
「まさかお兄ちゃん……」
「あぁ、お前が本当にまだサンタを信じてると思ってるらしい」
やっぱり! あの人天然すぎる!