joy to the world !

 トンと肩に何かが当たる。
 上村くんが、すぐ隣に居た。
 こっちを見ていないからそこまでびっくりはしなかったけど、それでも―――

「ちっか!」
「楽しそうっすもんね」
「は?」
「仕事。亜子さん、いっつも楽しそうっすもん」
「は?あ、ああ、そう」
「イヴにいきなり仕事入れる彼女とかマジありえねーって俺も思ってましたけど」
「怒らせたいわけ」
「でも仕事してる亜子さん見たらそんなこと言えなくなるっすよ」

 上げて落として、また上げた。
 結局何が言いたいの?
 首を傾げて睨みあげると、上村くんはどっかの海外有名人みたいなウインクをキメて、続けた。

「あれっすよ。今夜の亜子さんはコビトっつーわけで!」

 ……………。
 何を言い出したのかさっぱりわからない。

「……はあ?」

 脱力して何も言えない。


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