joy to the world !
しかもねじ込みと言っても、なんていったって今日はクリスマスイヴ。
花束の注文も多くて店も賑やかになる日だから、結局閉店後に来ることになった。
花の先生と呼んでいる店長には可愛いお子さんがいるからイヴに拘束させたくなくて、まず私が名乗りでた。
そしたら上村くんも運転係を買って出てくれた、というわけだ。
ホテルからではなく、正しくはこの階を使用する企業からの注文だという事はわかっていた。
ここの会議室は他にも使うところはあるだろうに断りきれない相手って、どれだけ大きな企業なんだか。
ため息をつきながらも、仕事は仕事。
嫌らしい言い方だけど恩を売るためにも、出来ることはやる。
「亜子さん、予定とかなかったんすか?」
「あったら名乗り出ないでしょ」
「や。あっても名乗り出そうだから」
痛いところを突かれて咄嗟に返せなかったのが運の尽きかもしれない。