純情シンデレラ
こうして、私の乗用車恐怖症克服に向けての第一歩である「車に乗ることに慣れるレッスン」が始まった。
車、特に普通乗用車に乗ること自体を怖がることなく、そしてためらうこともなく、ごく当たり前に乗れるようになること。
これが私にとって、「車に乗ることに慣れる」という意味だ。
そこに近づくための第一歩として、私は、有栖川さんの、幌を上げた状態にした白いオープンカーの助手席に乗ることに慣れることを、克服する第一の課題にした。
そのレッスンは、毎日必ず行われるものじゃない。
というのも、幌を上げた状態、つまり屋根に当たる上の部分が開いている状態じゃないと安心できないので、晴れた日に行うことは、まず必須で。
あいにく今は梅雨の時季だ。いつ雨が降るか分からない上、最近は、ちょうど仕事帰りの夕方に、激しく雨が降る時が多い。
さらに言えば、私だけじゃなくて、協力してくれる有栖川さんも仕事があるし、仕事以外にこなさなければならない用事だって、お互いある。
それに突発を含めた残業だって、いつ入ってしまうか分からない。
だから本格的にレッスンを始めたのは―――つまり、始めると決めてから、次に有栖川さんの車に乗せてもらったのは―――ようやく梅雨明け宣言が出されてから3日後の、7月24日。
レッスンを始めると決めてから、2週間経っていた。
車、特に普通乗用車に乗ること自体を怖がることなく、そしてためらうこともなく、ごく当たり前に乗れるようになること。
これが私にとって、「車に乗ることに慣れる」という意味だ。
そこに近づくための第一歩として、私は、有栖川さんの、幌を上げた状態にした白いオープンカーの助手席に乗ることに慣れることを、克服する第一の課題にした。
そのレッスンは、毎日必ず行われるものじゃない。
というのも、幌を上げた状態、つまり屋根に当たる上の部分が開いている状態じゃないと安心できないので、晴れた日に行うことは、まず必須で。
あいにく今は梅雨の時季だ。いつ雨が降るか分からない上、最近は、ちょうど仕事帰りの夕方に、激しく雨が降る時が多い。
さらに言えば、私だけじゃなくて、協力してくれる有栖川さんも仕事があるし、仕事以外にこなさなければならない用事だって、お互いある。
それに突発を含めた残業だって、いつ入ってしまうか分からない。
だから本格的にレッスンを始めたのは―――つまり、始めると決めてから、次に有栖川さんの車に乗せてもらったのは―――ようやく梅雨明け宣言が出されてから3日後の、7月24日。
レッスンを始めると決めてから、2週間経っていた。